GPSロガーについてアレコレ その10
ホームコースのもてぎ北ショートコースで、2種類のロガーをテストしました。
1つは、M5Stackで作ったロガー。GPSモジュールは、u-bloxのM8Nです。
もう1つは、ATOMIC GPSで作ったロガー。GPSモジュールは、M8030-KTという中華製ですが、コアはu-bloxのM8らしいです。
あと、M5Stack版は、外部GPSアンテナ。ATOMIC版は、内部GPSアンテナ。
なので、前者の方が感度は良いはず。
メーターパネル左にあるのがM5Stack版ロガーで、右上にあるのがGPSアンテナ。
タンクに付けているのが、ATOMIC版ロガー。左にある白いものは、モバイルバッテリーです。
さて結果ですが、どちらも動作は良好でした。
■軌跡の比較
【M5Stack版の軌跡】
【ATOMIC版の軌跡】
どちらも、ほぼ同じように記録されていますが、ヘアピンで1本だけアウトを回っている軌跡や、ピットイン時のラインが、M5Stack版の方が細くまとまっている点に、違いが見られます。
ですが、十分誤差の範囲内というか、それ以上かと。
GPSの誤差は10m程度ですが、軌跡を見る限り、1m程度なので。
■タイムの比較
ベストラップを比較すると、M5Stack版が47.068秒、ATOMIC版が47.058秒でした。
なお、もてぎ北ショートコースのトランスポンダーだと、47.067秒でした。
このあたりは、誤差や計測点の違いもあるので、M5Stack版が正確という訳ではありません。どちらもうまく行っていると言えるかと思います。
という訳で、まぁなんとか使いモノになるようになったかな?という所です。
GPSデータのみの測定であれば、ATOMIC版が、低コストで良い感じです。
値段は3000円しませんし、BluetoothでGPS LAPSとの連携もできるので、お手軽版であればこれでOK。
M5STACK版は、拡張性を活かして、エンジン回転数や、サスのストローク等も計測してみたいですね。その場合、表示するツールも作らないといけませんが・・・。